フォルダーモードとオブジェクトモード

RaySheetはSalesforceの任意の「オブジェクト」単位にRaySheetの「ビュー」を作成します。「ビュー」はある特定の業務用や部門用、個人用、システム管理用など様々な用途でたくさんの「ビュー」を作成することができます。RaySheetではたくさんの「ビュー」を管理するための方法として「フォルダーモード」と「オブジェクトモード」の二つの「ディスプレイモード」を提供しています。

デフォルトは「フォルダーモード」です。ただし、「フォルダーモード」はRaySheetのバージョン8で実装された機能です。バージョン7以前からお使いのユーザーは「オブジェクトモード」となります。「オブジェクトモード」と「フォルダーモード」の切り替えは「ディスプレイモード」を参照してください。

フォルダーモード:

フォルダーモードはさまざまなオブジェクトのさまざまなビューを1つのフォルダーにまとめることができます。例えば、営業部門が業務に必要な「取引先」「取引先責任者」「商談」など複数種類のオブジェクトのビューを1つのフォルダーにまとめることができます。

他のユーザーへの共有はフォルダー単位で行います。

オブジェクトモード:

オブジェクトモードはオブジェクト単位でビューを管理する方法です。

他のユーザーへの共有はビュー単位で行います。

ディスプレイモード間のビューの独立

ディスプレイモード間でビューを共有することはできません。ディスプレイモード間でビューは独立しています。「フォルダーモード」で作成したビューは「フォルダーモード」でのみ使え、「オブジェクトモード」で作成したビューは「オブジェクトモード」でのみ使えます。

「オブジェクトモード」に存在していたいくつかのビューは、「フォルダーモード」に切り替えるとそれらのビューは使用できなくなります。また、再度「オブジェクトモード」に切り替えることで存在していたいくつかのビューを再び使用できるようになります。例えば、「ディスプレイモード」間の切り替えを行うと以下のような結果になります。

  1. 「オブジェクトモード」にいくつかのビューが存在
  2. 「オブジェクトモード」から「フォルダーモード」に切り替え
  3. 「フォルダーモード」にビューが1つも存在しない
  4. 再度「オブジェクトモード」に切り替え
  5. 存在していたいくつかのビューを再び使用できる

「オブジェクトモード」から「フォルダーモード」への移行を目的として「オブジェクトモード」から「フォルダーモード」へのビューの移行機能を提供しています。移行機能は言い換えると、「オブジェクトモード」用のビューをそのまま残し、「フォルダーモード」用のビューへとコピーする機能です。「オブジェクトモード」のビューを「フォルダーモード」でも使用したい場合はビューの移行機能を利用してください。

ディスプレイモード間のワーク列の共有

ディスプレイモード間でワーク列は共有されています。ビューはディスプレイモード間で独立していますが、それぞれのビューが同じワーク列を設定していれば同じワーク列のデータを参照します。

「オブジェクトモード」に存在していたワーク列を、「フォルダーモード」で作成したビューで使用するとワーク列のデータを含めて使用することができ、更新内容もディスプレイモード間で共有されています。例えば、「ディスプレイモード」間の切り替えを行うと以下のような結果になります。

  1. 「オブジェクトモード」のビューで「重要度」というワーク列を作成
  2. 「オブジェクトモード」から「フォルダーモード」に切り替え
  3. ビューを作成し、「重要度」というワーク列をそのビューにも設定。「重要度」というワーク列に同じデータが表示されていることを確認
  4. 「重要度」というワーク列のデータを編集
  5. 再度「オブジェクトモード」に切り替え
  6. 4.で編集したデータと同じデータが表示されている

注意

  • ディスプレイモードは「組織」単位の設定です。ユーザー単位やビュー単位、どこでもView単位、RaySheetPage単位で設定することはできません。例えば「フォルダーモード」を設定している場合は、その「組織」のすべてのRaySheetに関連する画面およびすべてのユーザーで「フォルダーモード」が適用されます。
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