RaySheetに表示しているSalesforceのレコードの内容をExcelファイルやCSVファイルとしてダウンロードする方法を説明します。
次の手順でスプレッドシートの内容をExcelファイルに出力できます。
RaySheetがSalesforceのデータを複数のページとして読み込んでいる場合、たとえばSalesforceに500件のデータがあり、100件だけが現在のページに表示されている場合、「現在のページで表示されているレコードのみ」をエクスポートするか、「このビューで利用可能なすべてのレコード」をエクスポートするかを選択できます。前者は100件、後者は500件がエクスポートされます。RaySheetのスプレッドシートの各行のチェックボックスがオンになっている場合は、「現在のページでチェックされているレコードのみ」をエクスポートすることもできます。
いずれの場合でも、フィルターされているレコードは出力されません。また、列が非表示に設定されているとき、その列は出力されません。
ブラウザー上で実行されるフィルターはエクスポートする範囲のフィルター条件には含まれません。
エクスポートの設定では、出力時に「ID列」や「列ヘッダー」を出力するかどうかを指定できます。既定ではどちらもオンで出力されます。
「キャンセル」ボタンをクリックするか、右上のバツアイコンをクリックすると、「エクスポート」画面を閉じることができます。
「CSVファイルにエクスポート」をクリックすると、スプレッドシートの内容をカンマ区切りのテキストファイルに出力できます。 CSVファイルのエンコード形式は次の3種類から選択できます。
BOMとは、Byte Order Markの略で、テキストファイルを読み込むアプリケーションにより、文字コードがUTF-8かどうかを判断するときに必要になる場合があります。
エクスポートの設定は現在のブラウザーのセッションの間維持されます。つまり、「取引先」のあるビューを開いて「シフトJIS」の設定でエクスポートした後、「取引先責任者」の別のビューを開いてエクスポートしようとすると「シフトJIS」が引き続き選択されています。
別のページに移動したり、Salesforceからログアウトし、再度ログインしたりすると「シフトJIS」ではなく「Excelブック (*.xlsx)」が選択された状態に戻ります。
システム管理者によってエクスポート機能が禁止されている場合、ツールバーに「エクスポート」ボタンが表示されません。
エクスポートにかかる時間は、ページ数に対して増加します。RaySheetには画面の右上の歯車アイコンより「ページサイズ」で1度に表示するレコードの件数を指定可能です。既定では100件となっています。たとえば、レコードが6,000件の場合、100件*60ページで表示されます。 エクスポートする際、RaySheetはこの設定に基づいてSalesforceから100件*60回のデータ読み込みを行います。このとき、第2回目の読み込みは第1回目の読み込みよりも遅くなります。第3回目の読み込みはさらに遅くなり、第60回目ではこの差は大きくなります。
逆に、レコードの件数が同じであっても「ページサイズ」を大きくした場合はエクスポートの結果は同じでも処理にかかる時間は短く済みます。検証環境の一例としては、次のような結果の差異が生じました。5~6倍の差異が生じています。
このため、エクスポートを短時間で処理したい場合は「ページサイズ」を大きくする方法が有効です。
さらに、大量データのExcelエクスポートを行う場合は「Visualforce ページのクリックジャック保護を有効化」の設定値によって, RaySheetの処理方式が変わります。チェックがついている場合はチェックがついていない場合と比べてエクスポートの実行速度が遅くなります。