リレーションのないオブジェクト同士の集計について具体例を交えて、RaySeet内部の集計ステップを説明します。集計のステップは大きく以下の3つのステップに分かれます。
具体例として対象のオブジェクトに以下のレコードが存在する場合を取り上げます。予算オブジェクトとパートナー予算オブジェクトはSalesforce側の設定でリレーションのないオブジェクト同士になります。
予算(カスタムオブジェクト):
項目 | 予算 |
---|---|
Web | 4,000 |
Web | 5,000 |
DM | 6,000 |
Web | 1,000 |
DM | 2,000 |
Web | 3,000 |
パートナー予算(カスタムブジェクト):
項目 | 予算 |
---|---|
Web | 400 |
Web | 500 |
DM | 600 |
Web | 100 |
DM | 200 |
Web | 300 |
基本デザインでは予算オブジェクトに加えて、パートナー予算オブジェクトを追加します。
基本デザインで以下のように設定します。取引先オブジェクトの取引先名と予算オブジェクトの項目単位で集計を行います。
行:
値:
予算とパートナー予算の項目については複合項目にする必要があります。
予算(カスタムオブジェクト):
予算オブジェクトのレコードをすべて抽出します。
項目 | 予算 |
---|---|
Web | 4,000 |
Web | 5,000 |
DM | 6,000 |
Web | 1,000 |
DM | 2,000 |
Web | 3,000 |
今回の例ではフィルターは設定されていないので、すべてのレコードを抽出しています。フィルターが設定されている場合は、そのフィルターの条件に合致するレコードのみが抽出されます。
パートナー予算(カスタムオブジェクト):
パートナー予算オブジェクトのレコードをすべて抽出します。
項目 | 予算 |
---|---|
Web | 400 |
Web | 500 |
DM | 600 |
Web | 100 |
DM | 200 |
Web | 300 |
今回の例ではフィルターは設定されていないので、すべてのレコードを抽出しています。フィルターが設定されている場合は、そのフィルターの条件に合致するレコードのみが抽出されます。
ステップ2:レコードを縦に結合する
レコードを縦に結合します。複合項目として設定してある項目と予算は同じ項目として扱います。
取引先と予算の結合:
項目 | 予算 | 抽出元オブジェクト |
---|---|---|
Web | 4,000 | 予算 |
Web | 5,000 | 予算 |
DM | 6,000 | 予算 |
Web | 1,000 | 予算 |
DM | 2,000 | 予算 |
Web | 3,000 | 予算 |
Web | 400 | パートナー予算 |
Web | 500 | パートナー予算 |
DM | 600 | パートナー予算 |
Web | 100 | パートナー予算 |
DM | 200 | パートナー予算 |
Web | 300 | パートナー予算 |
ステップ3:レコードを集計する
パートナー予算/予算オブジェクトの項目単位で集計を行います。
項目 | 予算 |
---|---|
Web | 14,300 |
DM | 8,800 |