このセクションでは、JavaScript APIのgcbgメンバ インターフェースについて詳述しています。 gcbgのメンバでは、次のJavaScriptインターフェースを提供します。
gcbg モジュール
gcbg.RaySheet クラス
gcbg.RaySheet.actions クラス
gcbgのメンバの具体的な利用例は次のページを参照してください。
RaySheetオブジェクトを取得します。
パラメーター
id
NumberまたはString型です。このパラメーターはオプションです。idが未設定の場合は、現在のページの最初のRaySheetオブジェクトを返します。それ以外の場合は、idがインデックスまたはDOM idとして使用され、RaySheetオブジェクトが検索されます。
戻り値
取得したRaySheetオブジェクトを返します。指定したidが見つからない場合はnullを返します。
RaySheetに指定したオブジェクトとビューを表示します。指定したオブジェクトまたはビューが見つからない場合、または権限がない場合には警告ダイアログを表示します。オブジェクトモードの場合のみ使用できます。
パラメーター
object
表示するオブジェクトを示すString型の値です。有効なSalesforce SObject API名である必要があります。
viewId
表示するRaySheetのビューのSalesforce idを示すString型の値です。このパラメーターはオプションです。ビューは、指定されたオブジェクトに対してデザインする必要があります。指定されていない場合、このオブジェクトの最初に見つかったビューが表示されます。
戻り値
戻り値はありません。
RaySheetに指定したフォルダーとビューを表示します。指定したフォルダーまたはビューが見つからない場合、または権限がない場合には警告ダイアログを表示します。フォルダーモードの場合のみ使用できます。
パラメーター
folderId
表示するフォルダーのSalesforce idを示すString型の値です。有効なフォルダーである必要があります。そうでない場合、ローカルストレージで最後に選択されたフォルダーが見つかるか、現在の組織の最初のフォルダーが表示されます。
viewId
表示するRaySheetのビューのSalesforce idを示すString型の値です。このパラメーターはオプションです。ビューは、指定されたフォルダーに対してデザインする必要があります。指定されていない場合、このオブジェクトの最初に見つかったビューが表示されます。
戻り値
戻り値はありません。
現在のビューのビューモードを取得します。
パラメーター
パラメーターはありません。
戻り値
“SheetMode”
現在のビューがシートモードである場合
“PivotMode”
現在のビューがピボットモードである場合
RaySheetのレイアウトを更新するときに使用します。既定ではWebブラウザーのリサイズ後にRaySheetが配置されますが、DOMコンテナが変更された場合には、手動でレイアウトを更新する必要があります。
パラメーター
パラメーターはありません。
戻り値
戻り値はありません。
シートの選択されたレコードが変更されたときにonSelectedRecordChangedを使用してコードを実行できます。ピボットモードでは使用できません。
パラメーター
handler
レコード変更イベントのハンドラーを示す関数型の値です。文字列型の入力パラメーターを持ち、戻り値のない関数でなければなりません。
戻り値
戻り値はありません。
シートのレコードを保存したときにonSavedを使用してコードを実行できます。
パラメーター
handler
レコード保存イベントのハンドラーを示す関数型の値です。UpdatedResult型の入力パラメーターを持ち、戻り値のない関数でなければなりません。
UpdatedResult型
メンバ | 型 | 説明 |
---|---|---|
totalCount | number | 処理対象レコードの総数 |
successCount | number | 処理に成功したレコードの数 |
failedCount | number | 処理に失敗したレコードの数 |
cancelCount | number | 処理をキャンセルしたレコードの数 |
errorMessages | string[] | 失敗したレコードのエラーメッセージ |
isMasterTable | boolean | 更新されたエリアがメインのエリアか、「シートモードの関連オブジェクト」または「ピボットモードの詳細エリア」かを示します。メインのエリアであれば真。それ以外の場合は「シートモードの関連オブジェクト」または「ピボットモードの詳細エリア」です。 |
UpdatedResult
{
totalCount: number,
successCount: number,
failedCount: number,
cancelCount: number,
errorMessages: string[],
isMasterTable: boolean,
}
戻り値
戻り値はありません。
シートのレコードが削除されたときにonDeletedを使用してコードを実行できます。
パラメーター
handler
レコード削除イベントのハンドラーを示す関数型の値です。UpdatedResult型の入力パラメーターを持ち、戻り値のない関数でなければなりません。
UpdatedResult型
メンバ | 型 | 説明 |
---|---|---|
totalCount | number | 処理対象レコードの総数 |
successCount | number | 処理に成功したレコードの数 |
failedCount | number | 処理に失敗したレコードの数 |
cancelCount | number | 処理をキャンセルしたレコードの数 |
errorMessages | string[] | 失敗したレコードのエラーメッセージ |
isMasterTable | boolean | シートモードの場合、更新されたエリアがメインのエリアか、関連オブジェクトかを示します。メインのエリアであれば真。それ以外の場合は関連オブジェクトです。 ピボットモードの場合は常に偽です。 |
UpdatedResult
{
totalCount: number,
successCount: number,
failedCount: number,
cancelCount: number,
errorMessages: string[],
isMasterTable: boolean,
}
戻り値
戻り値はありません。
RaySheetのインスタンスにユーザーフィルタープロバイダーを設定します。
パラメーター
providerClass
IUserFilterProviderインターフェースまたはIUserFilterProvider2インターフェースを実装したユーザーフィルタープロバイダーのApexクラス名を示す文字列型の値です。指定されたプロバイダークラスが見つからない場合、RaySheetはユーザーフィルターなしで動作します。
戻り値
戻り値はありません。
RaySheetのインスタンスにユーザーフィルタープロバイダーコンテキストを設定します。このコンテキストは、ApexインターフェースIUserFilterProvider2を実装したフィルタープロバイダーで使用します。
パラメーター
context
ApexインターフェースIUserFilterProvider2を実装したユーザーフィルタープロバイダーで使用するパラメーターを示すディクショナリ型の値です。
戻り値
戻り値はありません。
RaySheetインスタンスの指定された表示設定を設定します。
パラメーター
displaySettingItemName
RaySheetインスタンスの表示設定名を示す文字列型の値です。有効なRaySheet表示設定名である必要があります。
displaySettingItemValue
RaySheetインスタンスの表示設定値を示す文字列型または数値型、ブール型の値です。
戻り値
戻り値はありません。
RaySheetインスタンスの指定された表示設定を取得します。
パラメーター
displaySettingItemName
RaySheetのインスタンスの表示設定名を示す文字列型の値です。有効なRaySheet表示設定名である必要があります。
戻り値
RaySheetインスタンスの指定された表示設定値を返します。
指定されたすべての表示設定のjson形式の文字列をRaySheetインスタンスに対して有効にします。
パラメーター
displaySettings
RaySheetインスタンスのすべての表示設定のjson形式の文字列。
戻り値
戻り値はありません。
RaySheetインスタンスのすべての表示設定をjson形式の文字列に保存します。
パラメーター
パラメーターはありません。
戻り値
RaySheetインスタンスのすべての表示設定のjson形式の文字列。
選択されたレコードのすべてのIDをターゲットのエリアから取得します。選択されたレコードがない場合は、空の配列を返します。「シートモードの関連オブジェクト」または「ピボットモードの詳細エリア」をターゲットのエリアに指定する場合はdetailTableプロパティを使用します。
パラメータ
パラメーターはありません。
戻り値
選択されたレコードのすべてのIDが格納された文字列型の配列を返します。
ターゲットのエリアの指定方法
メインのエリア(シートモードのみ)
function getSelectedIds () {
var sheet = gcbg.getRaySheet();
var selectedIds = sheet.getSelectedRecordIds();
...
}
「シートモードの関連オブジェクト」または「ピボットモードの詳細エリア」
function getSelectedIds () {
var sheet = gcbg.getRaySheet();
var selectedIds = sheet.detailTable.getSelectedRecordIds();
...
}
detailTableオブジェクトを取得します。
Actionオブジェクトを取得します。Actionオブジェクトを使ってgcbg.RaySheet.actionsクラスにあるインターフェイスを使用することができます。
ターゲットのエリアのデータを再取得します。「シートモードの関連オブジェクト」または「ピボットモードの詳細エリア」をターゲットのエリアに指定する場合はdetailTableプロパティを使用します。
パラメーター
ignoreChanges
データ再取得の前に未保存の変更のチェックを行うかどうかのブール型の値です。falseの場合は確認ダイアログが表示され、trueの場合は保存されていないすべての変更を自動的に破棄します。既定はfalse です。
戻り値
戻り値はありません。
ターゲットのエリアの指定方法
メインのエリア
function getSelectedIds () {
var ignoreChanges = true;
var sheet = gcbg.getRaySheet();
sheet.actions.refresh(ignoreChanges);
}
「シートモードの関連オブジェクト」または「ピボットモードの詳細エリア」
function getSelectedIds () {
var ignoreChanges = true;
var sheet = gcbg.getRaySheet();
sheet.detailTable.actions.refresh(ignoreChanges);
}
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