RaySheetを開発者が利用する場合、「どこでもView」と呼ばれる機能を使います。「どこでもView」の実体はVisualforceコンポーネントです。RaySheetの機能をコンポーネント化し、VisualforceやApex、JavaScript、CSSで利用できるインターフェースを公開しています。それらインターフェースを駆使することで開発者がRaySheetの機能を利用することができます。
Salesforce標準画面の関連リストをRaySheetで置き換えたり、Visualforceページ開発での開発部品として使用したりすることができ、Salesforceのあらゆる箇所でRaySheetの機能を活用することができます。Salesforce ClassicおよびLightning Experienceのどちらでも使用することができます。
「どこでもView」を使うには、次の知識が必要です。
「どこでもView」を利用するユーザーは、次のライセンスが必要です。
ユーザーへのRaySheetのライセンスの割り当て方法は、ユーザーガイドの「ライセンス設定」を参照してください。
「どこでもView」を使用するには、次の権限セットの割り当てとセキュリティ設定が必要です。
RaySheetの権限セットの割り当ては、ユーザーガイドの「権限セットの割り当て」を参照してください。
作成したVisualforceページのセキュリティを変更する手順は以下になります。
RaySheetは組織単位でディスプレイモードを設定します。このディスプレイモードの設定がソースコードレベルで「どこでもView」の利用に影響します。具体的には以下について注意が必要です。
影響の受ける内容 | 詳細 |
---|---|
gcss:Spreadsheetコンポーネントのデータ属性 | オブジェクトモードの場合はObjectを指定する必要があります。フォルダーモードの場合はFolderIdを指定する必要があります。 |
showView | フォルダーモードでは使用できません。フォルダーモードではshowFolderViewを使用する必要があります。 |
showFolderView | オブジェクトモードでは使用できません。オブジェクトモードではshowViewを使用する必要があります。 |