RaySheetではフォルダーモードとオブジェクトモードという2つのビューの管理方法を提供しています。この2つのモードをディスプレイモードと呼びます。この設定がソースコードレベルで「どこでもView」の利用に影響します。具体的には以下について注意が必要です。
影響の受ける内容 | 詳細 |
---|---|
gcss:Spreadsheetコンポーネントのデータ属性 | オブジェクトモードの場合はObjectを指定する必要があります。フォルダーモードの場合はFolderIdを指定する必要があります。 |
showView | フォルダーモードでは使用できません。フォルダーモードではshowFolderViewを使用する必要があります。 |
showFolderView | オブジェクトモードでは使用できません。オブジェクトモードではshowViewを使用する必要があります。 |
ディスプレイモードはRaySheetバージョン8で実装された機能です。
RaySheetバージョン7以前から利用している組織では「ディスプレイモード」は「オブジェクトモード」で動作しています。「フォルダーモード」へ移行する場合は本ページにしたがって「どこでもView」を利用しているソースコードの修正が必要です。
RaySheetバージョン8から利用している組織では「ディスプレイモード」は既定で「フォルダーモード」で動作しています。既定のまま利用している組織は本ページの修正内容は不要です。
ソースコード以外の移行手順については「フォルダーモードへ移行する」もあわせて参照してください。
フォルダーモードへ移行するには以下の作業が必要になります。
移行手順2で必要な”ViewId”属性の値については、オブジェクトモードとフォルダーモードのViewIdをマッピングした移行レポートを作成することもできます。詳しくは「フォルダーモードへ移行する」もあわせて参照してください。
“Object”属性”をFolderId”属性に変更する必要があります。それに加え、オブジェクトモードからフォルダーモードへの切り替えによりビューIDも変更されますので新たなIDを”ViewId”属性に指定する必要があります。
修正前
<apex:page showHeader="true" sidebar="false">
<div style="position: absolute; left: 0; top: 0; right: 0; bottom: 0">
<gcss:Spreadsheet
ShowTitleBar="true"
ShowToolbar="true"
ShowFormulaBar="true"
Object="account"
ViewId="ここにオブジェクトモードでの18桁のビューIDが記述してあります"
/>
</div>
</apex:page>
修正後
<apex:page showHeader="true" sidebar="false">
<div style="position: absolute; left: 0; top: 0; right: 0; bottom: 0">
<gcss:Spreadsheet
ShowTitleBar="true"
ShowToolbar="true"
ShowFormulaBar="true"
FolderId="ここに18桁のフォルダーIDを指定します"
ViewId="ここにフォルダーモードでの新しい18桁のビューIDを記述します"
/>
</div>
</apex:page>
showView functionをshowFolderView functionに修正します。それに加え、オブジェクトのAPI名を指定していた箇所をフォルダーIDに修正する必要があります。
修正前
<script type="text/javascript">
var showView = function (viewId) {
gcbg.getRaySheet().showView("Contact", viewId);
}
</script>
修正後
<script type="text/javascript">
var showView = function (viewId) {
gcbg.getRaySheet().showFolderView("ここに18桁のフォルダーIDを指定します", viewId);
}
</script>
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