作業ウィンドウを設定する

長い文章やChatter、Webページなど、RaySheetの表画面で表示しきれない情報は「作業ウィンドウ」に表示できます。作業ウィンドウには表示タブを設定でき、次のページを表示できます。

種類 詳細
項目ページ 複数行を扱えるデータ型の「テキストエリア」、「テキストエリア(リッチ)」、「ロングテキストエリア」の3つのデータ型を表示できます。
Chatterページ Chatterを表示できます。詳しい設定は「Chatterと一緒に使う」を参照してください。
カスタムぺージ URLを指定することでWebページを表示できます。

作業ウィンドウの表示タブを管理する

作業ウィンドウでは表示タブの表示/非表示および順序を設定できます。

表示タブの非表示

表示タブの非表示には次の手順を実行します。

  1. 「高度なデザイン」をクリックする。「高度なデザイン」は次の画像で示す2箇所にあります。
  2. 「作業ウィンドウ」をクリックする。
  3. 非表示にするタブを選択し、バツアイコンをクリックする。

表示タブの順序変更

表示タブの順序を変更には次の手順を実行します。

  1. 「高度なデザイン」をクリックする。
  2. 「作業ウィンドウ」をクリックする。
  3. 移動するタブを選択し、上下の三角形をクリックして順序を入れ替える。

「項目ページ」の追加

作業ウィンドウに「項目ページ」を追加するには、次の手順を実行します。

  1. 「高度なデザイン」をクリックする。
  2. 「作業ウィンドウ」をクリックする。
  3. 右側の「項目ページ」をクリックする。
  4. 追加する項目のチェックボックスをオンにした後、「保存」をクリックする。

「Chatterページ」の追加

作業ウィンドウに「Chatterページ」を追加するには、次の手順を実行します。

  1. 「高度なデザイン」をクリックする。
  2. 「作業ウィンドウ」をクリックする。
  3. 右側の「項目ページ」の横にある下向きの三角形アイコンをクリックし、「Chatterページ」をクリックする。

「カスタムページ」の追加

作業ウィンドウに「カスタムページ」を追加するには、次の手順を実行します。

  1. 「高度なデザイン」をクリックする。
  2. 「作業ウィンドウ」をクリックする。
  3. 右側の「項目ページ」の横にある下向きの三角形アイコンをクリックし、「カスタムページ」をクリックする。

4. 「カスタムページを追加」画面が表示されるので、作業ウィンドウに表示するラベルと対象ページのURLを設定して「OK」をクリックする。

カスタムページの具体例

「カスタムページ」はURLを指定することでWebページを表示できます。ここでは、3つのパターンのカスタムページを設定する方法を紹介します。

  • 「取引先」の「取引先名」をキーにして検索ページに検索結果を表示する

    次の手順では、RaySheetで選択した行の取引先名を検索キーにして検索ページのBingで検索を行います。

    1. 「お気に入り」から「取引先」をクリックする。「お気に入り」に「取引先」が表示されていない場合、「すべてのオブジェクトを表示」をクリックしてから「取引先」をクリックする。
    2. 「高度なデザイン」をクリックする。
    3. 「作業ウィンドウ」をクリックする。「作業ウィンドウ」が見当たらない場合、オブジェクト名の横にある三角形のアイコンをクリックする。
    4. 右側の「項目ページ」の横にある下向きの三角形アイコンをクリックし、「カスタムページ」をクリックする。
    5. 「カスタムページを追加」画面に次の値を設定します。

      • ラベル:取引先名検索
      • URL:"https://www.bing.com/search?q="&[取引先名]
    6. 「OK」ボタンをクリックする。

    7. ビューの名前(たとえば「既定のビュー」)の右側のバツアイコンをクリックするか、再度「デザイン」をクリックしてこの画面を閉じる。

    8. RaySheetのツールバーから「作業ウィンドウ」をクリックし、「取引先名検索」タブをクリックする。

    9. 任意の行をクリックするとカスタムタブに「取引先名」を検索キーにした検索結果が表示される。

  • Visualforceページで作成したページを表示する

    次の手順では、独自に作成したVisualforceページを表示します。ここでは簡単な例として「Hello World」を表示します。

    1. Salesforce Classicの場合、「設定 > 開発 > Visualforceページ」をクリックする。Lightning Experienceの場合、歯車アイコンをクリックした後「設定 > カスタムコード > Visualforceページ」をクリックする。
    2. 「新規」ボタンをクリックする。
    3. 「表示ラベル」と「名前」に「HelloWorld」と記入する。
    4. 「Visualforce Markup」に次の内容を入力する。

      <apex:page>    
          <h1>Hello World</h1>
          <p>This is Visualforce page.</p>
      </apex:page>
      
    5. 「保存」ボタンをクリックする。

    6. 「プレビュー」をクリックして、表示されたページのURLをメモする。

    7. RaySheetを開き、「お気に入り」から「取引先責任者」をクリックする。「お気に入り」に「取引先責任者」が表示されていない場合、「すべてのオブジェクトを表示」をクリックしてから「取引先責任者」をクリックする。

    8. 「高度なデザイン」をクリックする。

    9. 「作業ウィンドウ」をクリックする。「作業ウィンドウ」が見当たらない場合、オブジェクト名の横にある三角形のアイコンをクリックする。

    10. 右側の「項目ページ」の横にある下向きの三角形アイコンをクリックし、「カスタムページ」をクリックする。

    11. 「カスタムページを追加」画面に次の値を設定します。URLには先ほどメモした値を設定します。

      • ラベル:Hello World
      • URL:(例)"https://c.ap4.visual.force.com/apex/HelloWorld"
    12. 「OK」ボタンをクリックする。

    13. ビューの名前(たとえば「既定のビュー」)の右側のバツアイコンをクリックするか、再度「デザイン」をクリックしてこの画面を閉じる。

    14. RaySheetのツールバーから「作業ウィンドウ」をクリックし、「Hello World」タブをクリックする。

  • Visualforceページで「取引先責任者」の詳細情報ページを表示する

    次の手順では、RaySheetで選択した取引先の詳細ページを表示します。

    1. Salesforce Classicの場合、「設定 > 開発 > Visualforceページ」をクリックする。Lightning Experienceの場合、歯車アイコンをクリックした後「設定 > カスタムコード > Visualforceページ」をクリックする。
    2. 「新規」ボタンをクリックする。
    3. 「表示ラベル」と「名前」に「Contact_Detail」と記入する。
    4. 「Visualforce Markup」に次の内容を入力する。

      <apex:page standardController="Contact" showHeader="false" sidebar="false">    
          <apex:detail />    
      </apex:page>
      
    5. 「保存」ボタンをクリックする。

    6. 「プレビュー」をクリックして、表示されたページのURLをメモする。このときプレビューのページには何も表示されない。

    7. RaySheetを開き、「お気に入り」から「取引先責任者」をクリックする。「お気に入り」に「取引先責任者」が表示されていない場合、「すべてのオブジェクトを表示」をクリックしてから「取引先責任者」をクリックする。

    8. 「高度なデザイン」をクリックする。

    9. 「列」をクリックする。「列」が見当たらない場合、オブジェクト名の横にある三角形のアイコンをクリックする。

    10. 右側の「項目列」をクリックして「取引先責任者 ID」をチェックし、「保存」をクリックする。

    11. 「作業ウィンドウ」をクリックする。

    12. 右側の「項目ページ」の横にある下向きの三角形アイコンをクリックし、「カスタムページ」をクリックする。

    13. 「カスタムページを追加」画面に次の値を設定します。URLには先ほどメモした値の後ろに?id="&[取引先責任者 ID]を設定します。

      • ラベル:取引先責任者の詳細
      • URL:(例)"https://c.ap4.visual.force.com/apex/Contact_Detail?id="&[取引先責任者 ID]
    14. 「OK」ボタンをクリックする。

    15. ビューの名前(たとえば「既定のビュー」)の右側のバツアイコンをクリックするか、再度「デザイン」をクリックしてこの画面を閉じる。

    16. RaySheetのツールバーから「作業ウィンドウ」をクリックし、「取引先責任者の詳細」タブをクリックする。

    17. 任意の行をクリックするとカスタムタブに取引先責任者の詳細ページが表示される。

カスタムページの制限

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