gcbc-gc-barcode-scanner-lwcコンポーネントについて説明します。
gcbc-gc-barcode-scanner-lwcは、独自の読み取り開始ボタンを持つLightning Webコンポーネントで開発する際に使用するコンポーネントです。
属性名(HTML テンプレート) | 属性名(JavaScript) | 属性型 | 説明 |
---|---|---|---|
title | title | String | 画面の上部に表示されるタイトルを指定します。文字列は中央寄せで表示されます。表示される文字列は、画面の端で自動改行されます。文字数制限はないですが、表示領域からはみ出してしまった文字列は省略されます。また、改行(\r\n)・タブ・スペースの入力が可能です。ただし、文字列の先頭と末尾の空白文字(タブやスペースなど)を取り除きます。既定値は空白です。 |
font-color | fontColor | String | タイトルのフォント色を指定します。デフォルト色は白です。属性値は大文字と小文字を区別しません。指定可能な色についてはこちらのリンクの「Fields」欄を参照してください。 例)font-color=“Aquamarine” |
font-size | fontSize | Number | タイトルのフォントサイズを指定します。既定値は16です。 例)font-size=“20” |
background-color | backgroundColor | String | 余白エリアの背景色を指定します。デフォルト色は黒です。属性値は大文字と小文字を区別しません。指定可能な色についてはこちらのリンクの「Fields」欄を参照してください。 例)background-color=“Blue” |
opacity | opacity | Number | 余白エリアの透明度を調整します。既定値は0.7です。指定可能な値の範囲は0~1です。0だと完全透明、1だと不透明となります。 例)opacity=“0.3” |
barcode-format | barcodeFormat | string | スキャナーが認識するバーコード形式を指定します。バーコードの種類の値は、読み取るバーコードの種類を参照してください。複数の種類のバーコードを読み取る場合は、バーコード形式をコンマ(,)で区切ります。既定ではすべてのバーコード形式が認識対象です。 |
button-text | buttonText | string | 読み取りボタンのキャプションを取得または設定します。たとえば「読み取り開始」と指定します。 |
continuous-scan | continuousScan | boolean | エンドユーザーが読み取り画面を終了するか、連続読み取りのコールバックサービスが読み取り終了を返すまで、RayBarcode Readerアプリが連続読み取りを実行するかどうかを指定します。既定値はfalseです。 |
continuous-scan-callback | continuousScanCallback | string | 連続読み取りを制御するためのWebServiceのコールバック。コールバックの詳細はWebServiceを使った連続読み取り機能の開発で説明します。 |
scanResults | string | 読み取り結果。読み取り結果が複数の場合はコンマ(,)で区切られます。 | |
scannedTypes | string | 読み取ったバーコードの種類。読み取り結果が複数の場合はコンマ(,)で区切られます。バーコードの種類の値は、読み取るバーコードの種類を参照してください。 | |
use-front-camera-if-vailable | useFrontCameraIfAvailable | boolean | フロントカメラ(インカメラ)を使用するかどうかを指定します。trueのときフロントカメラを使用します。falseのときフロントカメラを使用しません。既定値はfalseです。フロントカメラが利用可能でない場合はバックカメラ(リアカメラ、背面カメラ)を使用します。フロントカメラはQRコードのみの対応です。QRコード以外の対応はベータ扱いです。 |
scan-button-style | scanButtonStyle | string | 読み取りボタンのスタイルを設定します。 |
onscancomplete | onScanComplete | Event Handler | 読取り完了後の処理を行う関数を指定します。詳細は後述の「読取り完了イベント」を参照してください。 |
読み取りが完了するとイベントが発生します。読取り完了イベントでは、完了後の処理をするためコードを記述することができます。
イベントで渡されるデータは以下のとおりです。
{ detail:
{
success: true,
scanResults: "value1,value2,value3",
scanTypes: "QRCode,QRCode,QRCode"
}
}
読取り完了後の処理の例は以下のとおりです。
html
....
<gcbc-gc-barcode-scanner-lwc
data-id="single-scan-button"
button-text="読み取り"
onscancomplete={onSingleScanComplete}>
</gcbc-gc-barcode-scanner-lwc>
....
js
....
onSingleScanComplete(event) {
const data = event.detail;
if (data && data.success) {
// 読取り成功時の処理
} else {
alert("読み取りはできませんでした。");
}
}
....
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