バーコードのオプション

RayBarcodeでは、Salesforce上で表示または生成するバーコードのオプションをJSON形式の文字列で指定します。ここでは、各バーコードのオプションと値を説明します。JSON形式とは、次のような書式の文字列です。

{'キー文字列':'値','別のキー文字列':'別のキー文字列の値'}

Visualforceページの場合、バーコードのオプションは次の「options=」以下のように設定します。この例では、QRコードの色を紫色、エラー訂正レベルを「H」に変更しています。

<apex:page>
    <gcbc:GcBarcodeVF value="QRCodeValue" type="qrcode" imageWidth="200" imageHeight="200" outputFormat="PNG" options="{'BackColor':'white','ForeColor':'purple','ErrorLevel':'H'}">
    </gcbc:GcBarcodeVF>
</apex:page>

Lightning AuraコンポーネントまたはLightning Webコンポーネントの場合、次のような文字列を「Options」に設定します。

{'BackColor':'white','ForeColor':'purple','ErrorLevel':'H'}

または次のような書式も使用できます。

{"BackColor":"white","ForeColor":"purple","ErrorLevel":"H"}

Lightning Webコンポーネントでhtmlファイルに直接指定する場合は、以下のようにエスケープ文字を付加する必要があります。
“\{‘BackColor’:‘white’,‘ForeColor’:‘purple’,‘ErrorLevel’:‘H’}”
‘\{“BackColor”:“white”,“ForeColor”:“purple”,“ErrorLevel”:“H”}’

オプションは大文字と小文字を区別しません。各バーコードで利用できるオプションは以下のとおりです。

共通の設定

  • EncodingCodePage: 既定のエンコーディングはShift-JIS(シフトJIS)です。Shift-JISの場合は{“EncodingCodePage”:“932”}と指定します。UTF-8の場合は{“EncodingCodePage”:“65001”}と指定します。他のコードページはエンコーディングのコードページを参照してください。
  • ForeColor: String値。バーコードの前景色を指定します。背景色の値はHTML Color Formatで指定します。色名または16進数を値として設定できます。例えば、「Red」と「#FF0000」のどちらでも設定できます。関数記法「rgb(R,G,B)」や「hsl()」「rgba()」は使用できません。HTML Color Formatの詳細は、MDN Web DocsのcolorやW3CのCSS Color Module Level 3(英文)を参照してください。
  • BackColor: String値。バーコードの背景色を指定します。色名を指定する形式はForeColorと同じです。
  • CheckDigit: Boolean値。いくつかの一次元バーコードに利用でき、チェックディジットを含むまたは除外するために使用されます。チェックディジットを含む場合は「true」、それ以外の場合は「false」。
  • ShowMessage: Boolean値。人間が読める形式のメッセージ文字列を表示する場合は「true」、それ以外の場合は「false」。人間が読める形式のメッセージをサポートする一次元バーコードに使用されます。
  • MessageString: String値。人間が読める形式のカスタムなメッセージ文字列を指定します。人間が読める形式のメッセージをサポートする一次元バーコードのみで利用できます。

一次元バーコード

Code39

  • FullAscii: Boolean値。FullAscii Code39を使用するかどうかを指定します。「true」の場合使用します。「false」の場合、使用しません。

JAN8(EAN8)

  • CompositeType: CCA、CCBおよびCCCです。
  • CompositeValue: 複合部分の文字列の値を指定します。

JAN13(EAN13)

  • CompositeType: CCA、CCBおよびCCCです。
  • CompositeValue: 複合部分の文字列の値を指定します。

EAN128(GS1-128)

  • CompositeType: CCA、CCBおよびCCCです。
  • CompositeValue: 複合部分の文字列の値を指定します。

UPC

  • Type: サポートしているUPCバーコードの種類を指定します。有効な値はUPC_A、UPC_E、UPC_Add2、UPC_Add5、UPC_A_CCA、UPC_A_CCB、UPC_E_CCA、UPC_E_CCBです。
  • AddValue: UPC_Add2とUPC_Add5の追加値です。
  • CompositeValue: 複合CCAまたはCCBの値です。

NW7(CodabarまたはCodeabarまたはCode2of7)

  • CheckDigitAlgorithm: チェックデジットのアルゴリズムを指定します。有効な値はModulus10Weight2、Modulus10Weight3、Modulus11Weight234567、Modulus16、DR_7、DSR_7、DR_9、DSR_9、Luhnです。既定値はModulus16です。

ITF

  • BearerBar: Boolean値。ベアラバーを表示するかどうかを指定します。「true」のときベアラバーを表示します。「false」のとき表示しません。

二次元バーコード(二次元コード)

Aztec

  • AztecCodeID: AztecのコードIDを指定します。Aztecシンボルのグループを識別するために使用されますが、任意の文字列を使用できます。
  • FormatControl: Aztecバーコードのシンボルサイズを指定します。有効な値は、Auto、Compact15_15、F19_19、Compact19_19、F23_23、Compact23_23、F27_27、Compact27_27、F31_31、F37_37、F41_41、F45_45、F49_49、F53_53、F57_57、F61_61、F67_67、F71_71、F75_75、F79_79、F83_83、F87_87、F91_91、F95_95、F101_101、F105_105、F109_109、F113_113、F117_117、F121_121、F125_125、F131_131、F135_135、F139_139、F143_143、F147_147、F151_151です。
  • StructureAppend: Boolean値。構成連結をサポートするかどうかを指定します。
  • StructureNumber: 構造の分割数を指定します。
  • StructureIndex: 構成連結モードで表している現在インデックスのを指定します。

構成連結の詳細は二次元コードの連結機能を参照してください。

Code49

  • Grouping: Boolean値を取得または設定します。Code49バーコードがグループ化をサポートするかどうかを示します。
  • GroupNo: Code49バーコードがグループ化をサポートする場合、グループ番号を指定します。値はグループ化されたCode49セクションの部分番号を示します。グループに追加できる部分の最大数は9なので、有効な値は0~8です。

グループ化の詳細は二次元コードの連結機能を参照してください。

DataMatrix

  • ECCMode: DataMatrixのECCエラー修正モードを指定します。有効な値は、ECC000、ECC050、ECC080、ECC100、ECC140、ECC200です。既定値はECC200です。
  • ECC200SymbolSize: ECCModeがECC200の場合、DataMatrixのシンボルのサイズを示します。有効な値は、SquareAuto、RectangularAuto、Square10、Square12、Square14、Square16、Square18、Square20、Square22、Square24、Square26、Square32、Square36、Square40、Square44、Square48、Square52、Square64、Square72、Square80、Square88、Square96、Square104、Square120、Square132、Square144、Rectangular8x18、Rectangular8x32,Rectangular12x26、Rectangular12x36、Rectangular16x36、Rectangular16x48です。
  • ECC200EncodingMode: ECC200エンコーディングモードを指定します。有効な値は、Auto、ASCII、C40、Text、X12、EDITFACT、Base256です。
  • ECC000_140SymbolSize: 古いECCスタイルのシンボルサイズを指定します。有効な値は、 Auto、 Square9、 Square11、 Square13、 Square15、 Square17、 Square19、 Square21、 Square23、 Square25、 Square27、 Square29、 Square31、 Square33、 Square35、 Square37、 Square39、 Square41、 Square43、 Square45、 Square47、 Square49です。
  • StructureAppend: Boolean値。構成連結をサポートするかどうかを指定します。
  • StructureNumber: 構成連結機能が有効である場合、構造のidを指定します。
  • FileIdentifier: DataMatrixのために定義したファイル識別子の値です。有効な値範囲は1~254です。これはオプションの設定です。

構成連結の詳細は二次元コードの連結機能を参照してください。

MicroPDF417

  • CompactionMode: MicroPDF417の圧縮モードの値を指定します。有効な値は、Auto、 TextCompationMode、 NumericCompactionMode、 ByteCompactionModeです。既定値はAutoです。
  • Version: シンボルサイズを指定します。有効な値は、ColumnPriorAuto、RowPriorAuto、Version1X11、Version1X14、Version1X17、Version1X20、Version1X24、Version1X28、Version2X8、Version2X11、Version2X14、Version2X17、Version2X20、Version2X23、Version2X26、Version3X6、Version3X8、Version3X10、Version3X12、Version3X15、Version3X20、Version3X26、Version3X32、Version3X38、Version3X44、Version4X4、Version4X6、Version4X8、Version4X10、Version4X12、Version4X15、Version4X20、Version4X26、Version4X32、Version4X38、Version4X44です。
  • SegmentCount: 現在の構成連結シンボルのセグメント数を示します。既定値は0ですが、構成連結が有効ではないことを示します。最大値は99999です。
  • SegmentIndex: 現在の構成連結シンボルのセグメント番号を示します。インデックスは0から開始され、SegmentCountより小さい値が必要です。
  • FileID: 構成連結グループの識別子です。有効な値は2~899です。

構成連結の詳細は二次元コードの連結機能を参照してください。

PDF417

  • ErrorLevel: エラー修正レベルを指定する整数値です。有効な値は0~8です。
  • Col: バーコードの列数を指定します。値の範囲は1~30です。
  • Row: バーコードの行数を指定します。値の範囲は3~90です。
  • Type: PDF417のタイプを指定します。使用可能なタイプはNormalまたはSimpleです。

QRCode

  • ErrorLevel: QRコードのエラー修正レベルを指定します。使用可能なオプションは、L、M、Q、Hです。
  • Model: 使用可能なモデルはModel1およびModel2です。
  • Version: コードのサイズを指定します。-1はAutoを表します。使用可能な値は、1〜40です。ModelプロパティがModel1に設定されている場合、値は1~14の範囲です。
  • Mask: 使用可能なオプションは、Auto、Mask000、Mask001、Mask010、Mask100、Mask011、Mask100、Mask101、Mask110、Mask111です。
  • Connection: Boolean値。QRコードが構成連結モードで表示する場合は、true。それ以外の場合はfalse。
  • ConnectionNo: 構成連結機能に使用されます。有効な値は0~15ですが、構成連結モードの現在QRコードシンボルの数字部分を示します。

構成連結の詳細は二次元コードの連結機能を参照してください。

GS1 データバー

GS1DataBarOmniDirectional(RSS14)

  • CompositeType: CCA、CCBおよびCCCです。
  • CompositeValue: 複合部分の文字列の値を指定します。

GS1DataBarTruncated(RSS14Truncated)

  • CompositeType: CCA、CCBおよびCCCです。
  • CompositeValue: 複合部分の文字列の値を指定します。

GS1DataBarStacked(RSS14Stacked)

  • CompositeType: CCA、CCBおよびCCCです。
  • CompositeValue: 複合部分の文字列の値を指定します。

GS1DataBarStackedOmnidirectional(RSS14StackedOmnidirectional)

  • CompositeType: CCA、CCBおよびCCCです。
  • CompositeValue: 複合部分の文字列の値を指定します。

GS1DataBarExpanded(RSSExpanded)

  • RowCount: 行数を示します。
  • CompositeType: 複合バーコードの種類を示します。有効な値はCCAおよびCCBです。
  • CompositeValue: 複合バーコードに含まれている値を指定します。

GS1DataBarLimited(RSSLimited)

  • CompositeType: CCA、CCBおよびCCCです。
  • CompositeValue: 複合部分の文字列の値を指定します。
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