バーコードの種類

RayBarcodeがSalesforce上で表示と生成をサポートしているバーコードの種類は以下のとおりです。 GcBarcode、GcBarcodeVFおよびWeb APIのtype属性に記述することで使用できます。複数の名前を持っているバーコードは「別名」を使うこともできます。

ここではバーコードの名前は、大文字と小文字を区別しないので、「QRCode」は「qrcode」、「qrCode」のように記述できます。

一次元バーコード

以下の「使用例」のバーコード画像は、クリックすると拡大表示できます。「GS1データバー」は後述の別の一覧となります。

バーコードの名前 別名 説明 使用例
Code39 数字、アルファベット、記号など合計43種類の文字に対応しています。読み取りの誤りが発生しにくく信頼性の高い規格です。
Code93 CODE39よりも高密度で、データチェックの信頼性も高い規格です。128種類のASCII文字すべてに対応しています。
Code128 128種類のASCII文字すべてに対応しています。ファンクションキャラクタ、コードセット選択キャラクタ、スタートコードの3つを組み合わせることで、省スペースとデータの多様性を両立しています。GS1-128やコンビニバーコードは、このCODE128規格がベースとなっています。
EAN128 GS1-128 UCC/EAN-128、コンビニバーコード。商取引に関する各種情報をCODE128シンボルを用いて表す規格です。このシンボルで使用する、商品管理や物流管理、業務管理のデータ項目は、アプリケーション識別子(AI)として標準化されています。
NW7 CodabarまたはCodeabarまたはCode2of7 4本のバーとその間のスペースで1つの文字を表します。図書館や宅配便、血液の管理などで利用されています。また、誤読防止の為、様々な種類のチェックデジットがサポートされているのも特長です。
IntelligentMail アメリカ合衆国郵便公社(USPS)で郵便物の自動化処理のために使用されるバーコードです。従来のPOSTNETとPLANETを置き換える新しい規格です。
ITF 商品の物流過程において、ダンボールに集合包装用商品コード(GTIN-14)を表示する際に利用されています。
JAN8 EAN8 JANコードを8桁で表す省略形です。現在日本で流通しているほとんどの商品につけられています。
JAN13 EAN13 JANコードを13桁で表す標準型です。現在日本で流通しているほとんどの商品につけられています。
JapanesePostal カスタマバーコード、郵便バーコード。日本の郵便業務で利用されている規格です。このバーコードを印字した葉書や封筒は、区分機で自動的に仕分けされます。あらかじめ差出人が郵便物にカスタマバーコード印刷しておくことで、料金の割引サービスを受けることができます。
PostNet アメリカで郵便番号の表示に利用されています。高さの異なるバーで11桁の数字を表現します。
UPC UPC/A、UPC/E、UPC/E アドオン。

二次元バーコード(二次元コード)

以下の「使用例」のバーコード画像は、クリックすると拡大表示できます。RayBarcodeでは別名を提供している二次元コードはありません。

バーコードの名前 説明 使用例
Aztec WelchAllyn社によって開発されたマトリックス型二次元コードシンボルです。どの角度からでも読み取ることができ、高い誤り訂正機能を持っています。IATA(国際航空運送協会)が規格化した自動チェックインシステムで採用されています。
Code49 ASCII文字に対応した二次元コードです。1つのシンボルは2~8段で構成され、最大英数字49文字分のデータを表現できます。
DataMatrix ID Matrix社が開発した二次元コードコードです。2000年にISO/IECに規格化され半導体、IC部品に使用されています。小型で非常に高い情報化密度が特徴で数字で最大3116文字、英数字で2335文字、バイナリデータで1556文字まで表現できます。
MicroPDF417 PDF417を基本にして、情報化密度の向上とサイズの小型化を図ったバーコードです。薬剤や医療材料など有効期限やロット番号などもコード化して小さくしたい場合に利用されています。
PDF417 アメリカをはじめ、海外で普及している二次元バーコードです。英数字の場合、最大で1850桁ものデータを表すことができます。また、シンボルの汚れに強いのも特長です。
QRCode QRコード。株式会社デンソーウェーブが開発した二次元バーコードです。ASCII文字に加えて、漢字やひらがな、カタカナなどの2バイトの文字や、バイナリデータにも対応しています。現在では携帯電話やスマートフォンのほとんどにリーダー機能が搭載されており、Webや紙媒体と連動したサービスや決済サービスに利用されています。

GS1データバー

以下の「使用例」のバーコード画像は、クリックすると拡大表示できます。

バーコードの名前 別名 説明 使用例
GS1DataBarOmniDirectional RSS14 GS1データバーの基本となる形式です。13桁のGTINを表現し、商品の識別に使用できます。定置式POSにも対応。
GS1DataBarTruncated RSS14Truncated GS1データバーのカット型です。上下幅が狭く、左右の幅に比較的余裕があります。超小型商品に使用できます。
GS1DataBarStacked RSS14Stacked GS1データバーの多段型です。印字スペースが極めて少ない商品に対応できます。
GS1DataBarStackedOmnidirectional RSS14StackedOmnidirectional GS1 DataBar Stackedシンボルを全方向スキャナーに対応できるようにしたバーコードです。横幅が取れない球面への貼り付けなどに有用です。定置式POSにも対応。
GS1DataBarExpanded RSSExpanded GTINに加えて有効期限やロット番号など、商品の詳細なデータを表現できます。最大で数字74桁または英字41文字を表現できます。定置式POSにも対応。
GS1DataBarExpandedStacked RSSExpandedStacked GS1 DataBar Expandedの多段型です。1段につき最大74数字または41英字を格納し、最大で11段まで重ねることができます。定置式POSにも対応。
GS1DataBarLimited RSSLimited GS1データバーの中で最も小さな省スペースシンボルです。14桁のGTINをエンコードできます。梱包インジケーターは、0または1に限定されています。
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