ここでは、GrapeCity Spreadsheetを使ってSalesforceのレコードを追加、変更または削除する方法を説明します。例として「取引先」を取り上げていますが、基本的な操作の流れは「取引先責任者」や「リード」「ケース」、カスタムオブジェクトなどの場合も同様です。
以下を試すには、GrapeCity Spreadsheetに「取引先」が表示されている必要があります。「取引先」を表示していない場合は、「オブジェクトを表示する」を参照して「取引先」を表示してください。
GrapeCity Spreadsheetで取引先レコードを新規に追加するには、次の手順を実行します。新規に追加した未保存の行(レコード)には、左端にプラスマークのアイコンが表示されます。そしてツールバーの「保存」ボタンが青色で強調表示されます。
「新規」ボタンは次の場合に表示されません。
レコードを編集するには、編集したいセルでキーボードの文字キーによる入力を開始するか、またはセルをダブルクリックするか、F2キーを押下します。MacBookの場合はFn + F2キーです。
既存の行(レコード)の値を変更すると、セルの背景が黄色で強調表示されます。そしてツールバーの「保存」ボタンが青色で強調表示されます。
セルの値を削除するには、BackSpaceキーやDeleteキーを使用します。
Salesforceの標準画面では、同じレコードを複数のユーザーが同時に編集しようとすると、後から保存したユーザーに対して次のエラーメッセージを表示します。以下の「%ユーザー%」には実際のユーザー名が表示されます。
変更を保存できません 編集していたレコードは、編集セッション中に %ユーザー% によって変更されました。 もう一度編集する前に、レコードを再表示してください。
GrapeCity Spreadsheetでは、Salesforceの標準画面と同様の結果を提供しています。同じ取引先のレコードを複数のユーザーが同時に編集しようとすると、後から保存したユーザーの該当するレコードの行の見出しに対してGrapeCity Spreadsheetは次のエラーメッセージを表示します。
「このレコードは %ユーザー% によって %hh:mm:ss% に変更されました。データを再読み込みしてから変更を再度入力してください。」
この動作は、排他制御、排他処理、同時実行制御、排他ロックなどと呼ばれます。
GrapeCity Spreadsheetでレコードを削除するには、次の手順を実行します。
Salesforceにまだ保存していない変更結果は、ツールバーのボタンをクリックして「元に戻す」ことができます。「元に戻す」は「やり直し」で取り消せます。
「元に戻す」の上限はありませんが、ページを再読み込みすると「元に戻す」の履歴は消去されます。
レコードを削除する操作はSalesforceにただちに反映されるため、GrapeCity Spreadsheetの「元に戻す」操作では取り消すことができません。代わりにSalesforceの次の手順を実行します。
ユーザーにオブジェクトの作成や編集、削除の権限がない場合は、レコードの保存や削除ができません。この時、GrapeCity Spreadsheetの該当する機能は使用不可を示す無効化や非表示になります。
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